メモフィクション

雑食でバカ舌な人間の視聴記録

RRR

映画『RRR アールアールアール』|絶賛上映中!

視聴:2023/1/2

感想:超おもしろかった、人に勧めたい

 

カツカレーラーメン特盛

日本におけるインド映画の興行収入は、1998年公開『ムトゥ 踊るマハラジャ』が20年以上トップを独走していたとのこと。その記録を打ち破ったのが本作『RRR』で、日本では上映館・上映回数ともに少ないながら、視聴者の口コミによって瞬く間に噂が広がり、今では当日にはもうほぼ全席埋まってしまうほどの人気っぷりを博している状況。実際、わたしも2022年のうちに観にいきたいな〜とは思っていたものの、名古屋では平日は定時時間内にやってない&休日はチケットが取れないという状況が続いたため、すったもんだで年明け元旦の翌日、三が日の中日にひとり新宿で視聴する運びとなりました。

今作『RRR』は、あの大名作『バーフバリ』で一躍有名になったS・S・ラージャマウリ監督の最新作。バーフバリは中世+神話がベースでしたが、今作は近現代+リアリティ(?)路線で、バーフバリよりもとっつきやすい印象。

上映時間は3時間ぶっ通し一本勝負、内容はボリューム満載で超こってりな味付け。これだけ聞くと「疲れそ〜…」という印象を受けると思いますが、そんなことを気にしている暇もなく、自動的に箸が進む作品です。なぜなら抜群に美味しいから。気付けば完食している、そんなカツカレーラーメン特盛でした。

その美味しさとボリュームは、インド映画以外の実写メディアにはないであろう思い切りのよさ、「信じた道を全力で突き進む」逞しさのようなものによって実現できています。変化球一切なし、160km/hのストレートだけで完全試合を達成するような、そんなパッションを感じました。

さて、ここまでずっと適当な例え話を連発してお茶を濁していますが、その意図は「できる限り事前情報なしで観たほうが楽しめる」とわたしが考えているからです。おすすめな作品だからこそ、あえて多くは語りません。ぜひ不意打ちで殴られてください。

①バーフバリ好き

②バトルモノの少年漫画好き

③漫画の見開き大ゴマ好き

④男の友情好き

⑤髭面好き

上記①〜⑤のうち、いずれか1つでも該当する方は、重い腰をあげて、上映館を調べてスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。