メモフィクション

雑食でバカ舌な人間の視聴記録

テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?

テレビ放送開始69年 このテープもってないですか? | TVer

視聴終了:2023/1/8

感想:超おもしろかった、人に勧めたい

 

バケモンにバケモンをぶつけて出来たバケモン

この作品を語るには、一昨年放映されて一部の間でプチ話題となった『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』というテレビ番組から語る必要があります。が、それ以上に、本作のプロデューサーである大森時生さん、ならびにホラー作家の梨さんについて語らなければいけません。が、しかし。このお二方について0から語るには、私のような知識も文章力も乏しい人間にはかなり荷が重い。そこで、今回はざっくり、こう説明します。

■大森時生さん→テレビのバケモン

■梨さん→ネットのバケモン

以上の説明をもとに表現すると、本作は「バケモンにバケモンをぶつけて出来たバケモン」です。

……キーパーソンの説明をばっさり切り落として描き始めた本項ですが、外的な要素の説明なしに、このバケモンに対してわたしは何を語れるのでしょうか?何を語るべきなのでしょうか?

モキュメンタリーの展望?

コンプライアンスと現代テレビ論?

アナログホラーが再定義する根源的恐怖?

ジャンプスケアに頼らない現代ホラーの発展?

宗教観の変容による「生と死」の恐怖について?

ワードサラダの中身が真に表す内容の考察?

どれを書いても1万字を超えてしまいそうですが、だからといって軽めに書こうとすると何も書けない。類型を示して説明しようとしても、その類型がごくわずかしかない上にマイナージャンルなものだから、その説明から入らないといけない。

かといって、内容について順を追って説明をしても、観た人には面白みのない、観てない人にはこれから観るにあたっての興を削いでしまうかもしれない、八方塞がりな状況です。

なので、今回はこのブログ本来の目的に立ち返って、ただただ映像を観てわたしが感じたことを書いてこの記事を結びます。

 

怖いです。

観てください。